介護アイデア工房

「車楽 SHARAKU」の特徴

「車楽 SHARAKU」は、牽引用のアームが収納できる車椅 子一体型の牽引式車椅子です。

牽引式の車椅子の為、前後二人のサポートによって楽々と上り坂などを引っ張る（押す）事が可能になります。

介助者負担の軽減の為、車椅子自体にも改良が施されています。

アームの高さも介助者の身⾧に合わせて手元で自在に調節可能になっており、牽引時の車椅子の傾きを調整できます。

山道などの傾斜のきつい下り坂でも、通常は介助される方々の筋力で制動をするところを、車椅子の前後（アームの手元と手押しハンドル部）のブレーキで、安全に坂道を降りることができ、介助される方のご負担を軽減します。

牽引用のアームは、車椅子本体と一体化しており、アームが不要の時には車椅子本体に格納でき、通常の車椅子としてご利用いただけます。

また、どなたでもアームの組み立て・収納 が容易に可能となっています。

「車楽 SHARAKU」でいろんな場所へ

介護アイデア工房の原点

それは、もう１０年以上も以前の事。 ある日突然、私の母が倒れて片麻痺に… 母は、車椅子を使うようになってしまいました。

それまでは、母も私も家族みんなで海へ山へと出掛けるのを楽しみにしていた家族でした。 車椅子を使うようになっても、これまで通り母と一緒に家族みんなでどこへでも行きたい。

そんな願いから、私は国内数社の車椅子メーカーのもとを訪ね、そんな車椅子は無いものかと探しました。 しかし、相談したメーカーの担当者から返ってくる応えはほぼ同じ…

『障がいを持った方をどこへ連れていきたいのですか？』

当時はまだバリアフリー旅行やユニバーサルツーリズムという言葉も存在しない時代。
何故、障がいや足腰の弱ったお年寄りは、自分の行きたい場所に行けないのか？

車椅子が無いなら俺が作る!!